実録!ミナトのパパ活女子

2017年3月で都内女子大を卒業した岡田美咲(仮名)は、多少小柄ではあるが色白な容姿端麗で一般的には美人の部類だ。出身も東京で親の稼ぎも良いらしく、都内の一軒家に両親と住んでいる。今春で大学を卒業し、就職先は業界屈指の大手広告代理店だ。

ラウンジで働き始めた頃

彼女のパパ活生活は大学1年の時から始まっている。大学に進学して、友人のススメですぐに西麻布の某ラウンジで働くようになる。当然親には内緒で居酒屋のアルバイト、と嘘をついてを始めた。

エスカレーター式の女子校に通っていた彼女にとって、そこは全く知り得ない未知の世界が広がっていた。ゴージャスな内装に、日本各地から集まった俗に言うカワイイ子たち。さらには、洗練されていて、落ち着きもあり、更には経済的にも豊かな経営者や弁護士などのセレブな男性たち。この仕事は未経験だったが、彼女には6000円の時給が提示された。だいたい毎日4時間は働いて、送りやあーだこーだと差し引かれても、手取りで20000円前後は手に出来た。週給8万の計算である。受け取ってはすぐに、友達との遊興費やファッションに消えて使っていたそうだ。そして、彼女はスッカリ夜の『出会い』にのめり込み始めた。

大阪『A』との出会い

西麻布のラウンジでバイトしてから3ヶ月が経過したころだ。美咲(仮名)の常連の客が大阪からの出張客『A』を連れて来たときのことである。店に来店したときは、3次会だったとのことで常連も大阪『A』もかなり酔っていた。個室に入った客達は更にエンジンを掛けて、1本数万はするシャンパンを何本の飲み始めたそうだ。いつも飲み方も紳士だった常連も同席の部屋だし、初対面だった『A』も美咲(仮名)に優しくしてくれるタイプだったので、悪い気もせず一緒にシャンパンを煽るように飲んだそうだ。ラウンジでは良くある光景のLINEを交換して、その日はアフターもせずにお別れをした。

後日、大阪『A』と頻繁にLINEをするようになった。

大阪『A』:来月東京行くから、お店行くよ。そのとき、また会おう
美咲(仮):うん、わかった

程度の良くあるラウンジ嬢とお客とのやりとりだ。2人の出会いから3週間後、『A』は公約通り東京にやってきた。東京の取引先複数名で、美咲(仮名)のいるラウンジにも顔を出した。前回同様シャンパンを煽り、次第に美咲(仮名)もほろ酔いだ。大阪『A』は40代前半、既婚者。大阪でコスメの販売会社をしていて、スラっとした体型で身長も高く、スーツが似合うダンディーなタイプ。美咲(仮名)は次第に心惹かれていった。大阪『A』はその日も美咲(仮名)をアフターに誘うことなく紳士に帰っていった。

大阪『A』は翌日も東京に居た。日中から美咲(仮名)とLINEで連絡を取り合った。

2人でディナーすることに

大阪『A』:今日2人で御飯食べに行かない??
美咲(仮):うん、わかった。でも、9時から出勤だから、8時30分までなら大丈夫。
大阪『A』:おっけぃ。何食べたい?

こんな流れで2人でディナーをすることになった。恵比寿の高級ホテルの高層階にあるレストランだ。19時からの御飯だったがコースだったので、ゆったりとした時間が流れた。気づいたら20時過ぎの時点でまだメイン料理を食べていた。あと30分でお店を出なければいけない美咲(仮名)は少し焦った。

美咲(仮):あ。もう少ししたら行かないとだ

大阪『A』:
ほんだ。もうこんな時間だっ。時間たつの早いなっ

美咲(仮)も少しさみしい気持ちになった。自然と

美咲(仮):次はいつ東京に来るの?

と聞いた。

大阪『A』:来月は海外出張が入ってるから、当分先になるかなぁ。

美咲(仮):そっかぁ。さみしいなぁ。
また自然と口から出てしまった。次の瞬間、大阪『A』は

大阪『A』:今日さ!お店休んじゃいなよっ。まだ一緒にいたいし。。

美咲(仮):え?!それは無理だよ。罰金発生しちゃうし、お店にも悪いし。

大阪『A』
じゃ罰金も今日の給料も美咲(仮名)にオレが払うよ。同伴しても良いんだけど、ずっと美咲(仮名)が隣に座ってるわけでもないし、お店に10万、20万払うんだったら、直接払ったほうがオレ的には満足感があるんだけど(笑)

大阪『A』は子供っぽくそう言ってみせた。美咲(仮名)も悩んだ顔つきで

美咲(仮)
そんなこと悪いから出来ないよ。えー、どうしよう。そろそろ行かないと。

今まで当欠した事なく真面目に働いていたから、お店には電話しにくかった。しかし、時計に目をやるとすでに8時30分を回っていた。その時、デザートが運ばれてきた。美咲(仮名)は悩んだ挙句決心した。

【たまにはいっか当欠くらい】
美咲(仮名)は、思い切ってお店に電話した。体調不良を訴えて当欠を告げた。

美咲(仮):やっちゃったー(-_-;)

大阪『A』:ごめんね。無理言って。でも超うれしいよ(^^ゞ

東京の夜景をバックに濃厚な夜が訪れた

そして、2人はデザートを食べて、場所はホテル高層階にあるバーへ移した。時間も21時を過ぎていた。東京の夜景を見ながら、色んな話をした。良く笑って、良く飲んだ。2人の距離は次第に近くなり、恋人同士のようだ。自然な流れで美咲(仮名)は大阪『A』の部屋に足を運んでいた。はじめての大人の男性との甘い夜だった。男性経験の少ない美咲(仮名)にとっては、刺激的過ぎる夜だった。部屋から夜景を眺めながら心も解き放たれていた美咲(仮名)は、手慣れた手つきの大阪『A』にすべての身を預けた。とても長く濃厚な時間を過ごして2人は幾度と重なり合い、大人の関係になった。

実家住まいの美咲(仮名)もそろそろ門限が近づいた。出勤しているいつもなら、自宅に帰るのが深夜2時だ。もう既に1時30分を過ぎていた。美咲(仮名)は慌てて身支度をして、ホテルを出る準備をした。大阪『A』が美咲(仮名)のバッグに何かを入れているのが見えたが、美咲(仮名)は化粧直しに集中していた。準備が整い大阪『A』と抱擁、キスを交わしたあとにバッグに現金が入っているのがわかった。

自然と訪れたパパ活の始まり

大阪『A』
それ、タク代。今日は休ませちゃってごめんね。ありがとう。

数えたら20枚も入っていた。さすがに多すぎると思った美咲(仮名)は数千円で帰れるから、と突き返したが大阪『A』は受け取らなかった。美咲(仮名)は時間も迫っていたので、止む無くそのまま部屋を出た。

大阪『A』はそのあとも、1ヶ月に1度あるいは2ヶ月に1度、東京に来る度に、美咲(仮名)は店を休んで同じ関係を続けた。2回目以降の美咲(仮名)のお手当も毎回20万だった。美咲(仮名)は大阪『A』との恋人感覚の一夜が半月分の西麻布のラウンジで働く給与相当であることに次第に気づき始める。大阪『A』との出会い以降、美咲(仮名)もラウンジでの出勤日数を減らすことができ、生活リズムは確実に楽になっていった。

美咲(仮名)は大学2年になる頃には、元々詳しくもなかったブランド品も好きになっていた。また、西麻布界隈のラウンジ事情にも詳しくなっていた。すっかり西麻布にも溶け込んでいた。

美咲(仮名)はモテた。大阪『A』は大切な相手だけども、既婚者である事を知っていたので、そこは割り切った。大学2年の夏頃には大阪『A』と同じ関係となる、東京『B』、冬には東京『C』が出来た。大学3年になる頃には、美咲(仮名)の毎月のお手当は毎月平均で50万を超えていた。この頃はラウンジでの出勤日数も週1か多くても2回だ。大阪『A』、東京『B』、東京『C』はカラダの関係がある所謂【定期】だが、美咲(仮名)には御飯だけでお手当をくれる他の【紳士】が複数名いた。2時間やそこらの御飯だけで、2万円〜、なかには5万円くれる【紳士】もいるのだとか。

【おじ】【おとん】【おにい】あらわる

美咲(仮名)は、時給で働くのはとても大切な事だけども、需要があるなら売れる時に売って時間を有効に使いたいと考えるようになったそうだ。実際に彼女は大学3年から専門学校に通い、元々興味のあった宅建主任者の資格を自分が稼いだ金で学費を払って、資格まで取得した。勉強する時間が割けたのもお手当のおかげだ、と悪びれる事もなく言い放つ。パパ活、パパ活という言葉が流行ってるけど、パパというフレーズは好きじゃないから実際は【おじ】【おとん】【おにい】とか呼んでるそうだ。相手の年齢や雰囲気で使い分けているそうだ。聞いてみると美咲(仮名)の周りには、この【パパ活】は多くの人間がやっているそうだ。だいたいみんな『カラダの関係はないよー』と言っているそうではある。

美咲(仮名)は不動産関係に就職を希望していて就活も頑張ったが、希望の会社からは内定がもらえなかった。結局、美咲(仮名)を拾い上げたのは【おとん】にあたる、東京『C』だった。大手広告代理店の上級幹部だった東京『C』の会社に今春から就職する事になった。

新入社員と定期パパの関係にある東京『C』。1000人を超える規模の会社で、新入社員との只ならぬ関係がバレないように東京『C』には気を付けてもらいたいものではあるが。。。